2016年10月25日火曜日

20161008-Door of Adventure in 鮫川 2016 レポート

 10月8日から二日間、福島県鮫川村を基点に近隣の深森とダート駆けるイベ ント「Door of Adventure in 鮫川 2016」にソロで参加してきました。

今年は10月7日(金)に某国内スポーツイベントの関連業務を片付けての現地入り。例年同様、イベントの受付開始が10月8日(土)午前6時(ラリーイベントの朝は早い)からということもあり、可能な限り余裕をもって前日中に現地を目指す。

■--福島県鮫川村へ--


 幸い、残暑は厳しいものの秋晴れで天候はまずまず。午後に県内に戻ってからはバイクナビの指示通り、常磐自動車道を「いわき勿来IC」を目指して、ひたすら南下(どうも常磐道経由の方が早いらしい?本当か???)。

途中、浪江・大熊町近郊では震災後、原発事故の影響で人の営みが停止して原野化した風景に目を奪われつつ、時折、片側1車線の対面交通を交
えた高速を南下。

当初3時間ほどで到着予定も、途中でエアゲージを忘れてきたことに気づき、いわき勿来ICを降りた後、ホームセンターを探し右往左往。
JR勿来駅からR6を南下した先のカインズホームにて急遽ゲージを入手し、急ぎキャンプ地へひたすらR286を白河方面へ西進。

結果、会場地の鹿角平観光牧場キャンプ場に着いたのはすでに日も落ちた18時過ぎ。

レストハウス受付にて前泊分の宿泊料を支払い、急ぎ、テント敷設へ...。すでに20数名の方々が車中泊やテント敷設済みの中、月明かり程度の薄暗さの中、キャンプ道具等の荷物一式をおろし、テントサイトへ数往復し、テントを無事敷設。

その後、途中で仕入れいた弁当類で主食にガソリンストーブでCoffeeを沸かして、夕食を含めホッと一息。
テント内で持参したタブレットでメール等を確認しつつ、翌朝のスケジュールを確認していたら、い つの間にか熟睡。

■--Day1、ラリーの朝は早い...--


  前日、早めに就寝したのか、翌朝は4時30分頃には目が覚める。外は朝靄が立ちこめる中、曇天...。今にも降りそうな気配がするものの、何とか
持ちこたているような感じ。

早朝4時過ぎには続々とスタッフ車両が到着し、受付テントなどが手際よく敷設され、5時30分頃には受付開始。今年は他のイベントと重なったことから、昨年よりも若干少ない100名前後のエントラントが参集。

 早めに受付を済ませ二日分のコマ図とステッカーキット類を受け取る。急いで初日のコマ図を切り貼りし、マップケース(今年も、鈴木エンジニアリング製改。マップ数が多いことに対応するため、巻き取り軸のオフセットを変更改造したもの!)にセット。車検(方向指示器、ライト、クラクション等を確認)をクリアし、AM08:00の開会式まで余裕で準備完了。丁度、その頃には小雨状態となり、この日は夕刻まで降り続くことに。

しばらくすると岩手のK野氏が無事到着。常磐道を途中で降りて阿武隈山地を越えるルートを通ったため、到着が遅くなったとのこと。
それでも余裕でスタートラインに間に合わせるのはサスがです。


例年同様、AM8:00より開会式とブリーフィングが始まる。初開催の鮫川村。村長さんが挨拶に立ち、村を上げての歓迎のコメント。田舎のほんわかとした感じに心温まる一時。


  大会関係者からは、例年通り、安全運転(例年、崖落ちなどのトラブルがあるため)、食事・タイムスケジュールに関する諸注意が...?。それと岩手でお世話になったMさんがマーシャルでスタッフ側に、青森のHさんにもお会いし、パンク対応の御礼を申しあげつつご挨拶。


開催要項によると同イベントは、拠点となるキャンプ場をスタートして初日約150km弱の距離、2日目は約200km超の距離を2日間にわたってコマ図を使ってライダー自身のナビゲーション能力でルートを見つけて走る「ラリーツーリング」(ラリーツーリングとは、配布されたマップをもとにルートを見つけ て走るツーリングのことで、タイムやスピードを競うものではない)。

開会式が終了後、スタートに向けた車両の招集整列が始まる。今年はNo.80番台なのでスタート開始8時30分から40分過ぎの9時過ぎ頃にスター
ト予定(昨年同様?)。出走は一分毎に 2台ずつがスタートする形式。

そして、いよいよスタート・・・。以下、初日の概要は次の通り。
今年もソロのため、ルートを追うだけでいっぱい一杯のため、詳細は例のごとく割愛。

■初日:約150kmのコマ図ツーリング


<ルート概要>



鮫川村「鹿角平観光牧場キャンプ場」をスタートし、コマ図通りに走行して、CP1・CP2を経由してキャンプサイトに戻る目指すルート。
GPS等の機器利用等はNGと当日はかなりの降雨のため、途中の写真撮影等も省略。

以下、概要のみとなりますが、総じて、林道系を繋いだBIGOFFでも問題なく行けそうなダート。正し、舗装路の方が滑りやすく、転倒されている
方々が多かったような...。という私も初日はひと転び。獣道系のウッズランはなく、不可砂利・クレバス・雑草等の林道。
とはいえ、例年に比べてもダート比率が格段に多く、特にBIGOFFには緊張感満点の気の抜けないルートも多く、久々に大汗と全身筋肉痛に...。
そうそう、今年はR1200GS(LC)&ADV、KTMの参戦も多かったものの、軽量車両WRXやセロー、そしてRnineTの姿も!(タイヤはノーマル!)。

場所によってはコンパスを利用してルートを選択しなければならない点も踏まえ、適度にスピード超過と休息ポイントを設定?する演出
に、今年もにんまり。

■夜はK野さんとKTM690R乗りの方と宴会、そして爆睡・・・。


宿泊地となった鮫川村「鹿角平観光牧場キャンプ場」。地元自治体や近隣住民の方の全面バックアップ?たぶん?で、清潔なキャンプサイト
が演出されておりました。レストハウス?売店?はいい感じの田舎の売店の雰囲気満点でほっこり。売れ行きNo1は麦酒&地酒とつまみ!。


ゴールの出発地&宿泊地に戻ったのは15時過ぎと想定されたタイム通りに到着。トライアルアタック等のイベントもあったのですが、翌日に備
え、近場の温泉、ほっとはうす・さめがわへ。ちょうど、雨も小降りとなったため、間隙を縫ってさっとひとっ風呂。

明日は晴れる、と自分に言い聞かせ、翌日のコマ図の準備は翌日へ持ち越す。
18時頃から翌日のブリーフィングでコマ図の修正、翌日のスタート時間等の確認、に続き食事タイムへ突入。K野さんとKTM690R乗りの名前を聞く
のを失念、以後、KTMの好青年と呼称。と一緒に麦酒を飲みつつ、地元食材で作った料理をバイキング形式で堪能(てんこ盛り!!)。

その他、地元福島県在住のアーティストによるジャズライブ演奏(例年来て頂いているグループ)が流れるなど、いつものDOA、参加者一同が和
気藹々とした雰囲気。途中、早朝と昼間の激走のため、K野さんとKTMの好青年と別れ、早々にテントに戻り、いつの間にか爆睡...。
いつものごとく、雨がテントのフライシートを打つ音と、気温がぐっと下がる中、目を覚ました頃にはすでに深夜に...。そのまま今宵も2度寝で
熟睡モードへ...。


■2日目:約200km超のコマ図ツーリング、途中、パンクでリタイア!



<ルート概要>

 Day2、二日目。スタートは初日とは逆順で、ちょっと早めに順次スタート。この日も、早朝より本格的な雨(傘を差してコマ図がぬれないように
まき直すのも一苦労)。
本日は200km弱を8時間ほどで走る予定です。15時頃から天候が回復する予報のため、テント撤収等はゴール後に...。そうそう、お約束ですが昨
日も数台が崖落ちしたとか...。


あいにくの天候も、スタート後すぐに上がり、岩手のK野さんと本日はご一緒。序盤の林道は私が先行するも、あっと言う間に置いていかれる展
開(いつものパターン)。相変わらず、リアは流れっぱなしのライディングに脱帽です。前日以上に細かな林道をつないでいくルート。時折、風光
明媚なビューポイントに誘われるルートは秀逸です。

CP1(チェックポイント)では昼食が配布。以後、CP2を目指して岩手のk野さんのアベレージにも目が慣れてた矢先、後輪に違和感が…。

記憶も全くないのですが、これが大穴でパンク修理材も普通のプラグもNG。K野さんにお手伝いいただき、なんとか自走(抜けそうなくらいのエ
ア圧)し、GSへ。結果、車用のデッカイプラグを指して復活。

すでにCP2へ行くには、時間切れが明白だったため、丁度GSにOFFICIALスタッフが給油に立ち寄ったため、私はここでリタイア。

k野さんとはGSで別れましたが、重ね重ね、御礼を申し上げた次第(そういえば菅野さんからオススメいただいたヘラー接続の電動空気入れ。出
力が抑えられたタイプでエンジンをかけていれば車両から電源を絶たれずに済むモデルでした。その代わり時間はかかりますが…。ちょっとオスス
メです)。

それと、W先生、いただいた手ぬぐいありがとうございました。連日の雨のため、タオルがいくらあっても足りない状態で、本当に助かりました。

やはり、パンクやトラブル対策は万全にを今回も身をもって体験。用意周到にトラブル対策は必須ですね。

結果、16時過ぎには公道を繋いでキャンプサイトへ到着。閉会式&表彰式をまたずに、ルートマップとエントリーシートを本部へ返却し、お土産(長袖Tシャツなどなど)を受け取り、K野さんのゴールを見届けて、ご挨拶後に帰宅の途に...。

リアタイヤの状況を確認しつつ、帰りもいわき勿来ICから常磐道をタイヤに負荷をかけず、法定スピードで北上。少ないPAの都度、空気圧とタイヤの状況を確認し、21時過ぎには帰仙。


■毎度ですが、初心者もOK、家族連れにもおすすめのイベント!!



以後、例年のコメントとなりますが、DOAはラリーイベントということで、常連の猛者がひしめき合うかと思いきや、犬連れのスタッフやトランポでの参加も多数いらっしゃったほか、ご家族連れ(新婚の方も)やキャンプ初心者の方も多く、「コールマン・スペシャルサイト」という大型テントや タープ、テーブルセットなどをまとめて設置済みでサイト毎借りられるサービスも実施されるなど、アットホームな雰囲気は今年も好印象でした。

来年は是非、どろんこくらぶの皆さんならびにO2のスタッフの皆さんと一緒に参加したいですね・・・。
是非、ご一緒しましょう・・・。獣道・林道共に今年もお腹いっぱいでした!!。
重ね重ね散文&長文失礼しました。